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タイトル	化合物
原題タイトル	Compounded
会社・出版社	Dice Hate me
デザイナー	D.Lauder
プレイ人数	2-5人
対象年齢	13+
プレイ時間	90分
難易度（5段階、易1<難5）	4

「化合物」は、化学実験をテーマに、研究のプロジェクトリーダーとなって研究室での実験を進めていくゲームです。

スコアトラックを広げ、プレイヤーは自分の色を選び、その色のワークベンチ、クレームトークン、得点トークン、実験トークンを取ります。
元素を全て元素袋に入れて混ぜます。
その後各プレイヤーは自分の得点トークンを得点トラック上左上の余白部分に置きます。
初期化合物カードを正方形領域上にランダムに表向けにして配置し、残りの化合物カードの山をシャッフルしての正方形の残りの部分を埋めます。
メスシリンダー、ピペット、学術論文のそれぞれを、プレイヤー人数より1少ない数だけ用意し、化合物の山札は研究フィールドの脇に置きます。
クレームトークンのうち2つを、クレームリザーブに置き、クレームトークン1つを基礎研究実験のアクティブクレームトークンエリア上に置きます。各プレイヤーは元素袋から元素をランダムに4つ取り、自分の元素保管スペースに1つずつ置きます。
プレイヤーににワイルドカード元素トークンを1つずつ配り、個人用消火器を1つずつ配ります。
研究室の試験管に、保管マーカーを置きます。
化合物の山札をルールに従い構成します。

ゲームのラウンドはそれぞれ4つのフェイズで構成されています。
以下を順番に構成していきます。

フェイズ1：発見：
時計回りの順で、プレイヤーは自分の発見実験レベルの右側に示されている数の分だけ元素袋から元素を取りだします。
取り出した元素は自分のワークベンチ上にある元素保管スペースに保管します。
プレイヤー同士で、現在持つ元素や研究設備や消火器やワイルドカード元素、他プレイヤーから将来獲得するであろう物についても自由に交換できます。
アトミックポイントや実験レベルのやりとりはできません。

フェイズ2：基礎研究：
時計回りの順で、プレイヤーは使えるクレームトークンを自分のワークベンチから1つ取り、まだクレームされていない化合物に置くか、もしくはパスができます。これはプレイヤー全員が「使えるクレームトークンをすべて置ききる」か、プレイヤー全員がパスするまで続けます。
一度パスしたプレイヤーは、このラウンドでこれ以降クレームトークンを置けなくなります。
全員パスしたら、各プレイヤーは1回だけ1つだけまだクレームされていない化合物上に置き直せます。

フェイズ3：研究：
時計回りの順で、プレイヤーは自分の研究実験レベルで示されている数までの個数の元素を、研究フィールド上に置きます。
置く場所はクレーム済みの化合物上であっても、まだクレームされていない化合物上であっても自分の消火器上であってもかまいません。
クレーム済みの化合物は、その化合物に対してクレームしたプレイヤーだけが、その化合物完成による得点や利益を得られます。
クレームされていない化合物は、最後の元素を置いた場合に、自分のクレームリザーブからクレームトークンを1つとって「一時クレーム」アイコンの面を表にした上でその化合物の上に置きます。
消火器は、個人持ちの消火器上にも通常の研究フィールドと同じように元素を置けます。

フェイズ4：研究室：
このフェイズでは、完成した化合物があればその完成させたプレイヤーがその分の得点を獲得します。
得点トラック上で示されているアトミックポイントにその分を反映させ、実験レベルを向上させ、化学反応があればそれを発動させます。
化合物から得点を獲得する：
時計回りの順で、プレイヤーは、各自が完成させた化合物から得点を獲得します。化合物カードに示されている元素スペースの空きがすべて埋まっていれば、その化合物は完成しています。
完成させた化合物カードは研究フィールドから取り除き、化合物による得点を獲得するプレイヤーのワークベンチの脇に置きます。
化合物カードに記されているアトミックポイントを得点し、その化合物をクレームしていたプレイヤーはその化合物に記されているシンボルに対応した実験のレベルを上げられます。
また化合物の中には化学反応の効果を持つものがあり、ただちにその化学反応による効果が生じます。
得点後、クレームトークンはその持ち主であるプレイヤーに戻します。一時クレーム面の場合はクレームリザーブの方に戻し、そうでない場合には基礎研究試験管の上に置いて以降のラウンドで再び使えます。
最後にその化合物に乗っていた元素はすべて元素袋に戻します。
学術論文を使う場合には、特定の研究室設備がアイコンで描かれている化合物があり、化合物が完成した場合には該当する研究室設備を取って自分のワークベンチ上に置きます。

研究フィールドを補充する間に「研究室火災」カードがめくられた場合には、一旦その「研究室火災」カードをよけた上で補充を続行させます。
乗せられた火炎トークンの数が限界に達した化合物は爆発を起こし、爆発を起こした化合物に乗っていた元素はすべて、縦横斜めに隣接している化合物上に散乱します。

消火器を完成させたり、あるいは交換によって完成した消火器をもらえた場合、その消火器カードを捨て札にすることによって、いずれか1つの化合物に火炎トークン1つが乗るのを阻止できます。

これを繰り返していき、いずれか1人のプレイヤーのアトミックポイントが50に達するか、いずれか1人が自らのワークベンチ上で、4つある実験のうち3つについてマーカーが一番上まで達するか、研究フィールドにあるカードの空きを埋められなくなったらゲーム終了です。
プレイヤーの状況から、アトミックポイントを計上し、最終的にアトミックポイントを最も多く獲得したプレイヤーが勝ちになります。