ゲームストア・バネスト

タイトル	ボタニスト
原題タイトル	Botanist
会社・出版社	Agie
デザイナー	V.Marie
プレイ人数	3-4人
対象年齢	10歳以上
プレイ時間	30-40分
難易度（5段階、易1<難5）	3

「ボタニスト」は、小さな土地を耕して花を育てそれを売ることを目的に、人気の花を栽培していくゲームです。

ゲームは全部で15ラウンド行います。
1ラウンドで、各プレイヤーが1回ずつ自分の手番を行います。各ラウンドとも、スタートプレイヤーから時計回りの順で手番を行います。

1手番行うごとに花タイルを1枚、個人ボード左側の空き区画に配置していきます。配置する先は常に、空き区画のうち最も左の列にあり、最も上にある区画です。

自分の手番では「A.花タイルの獲得」「B.畑の手入れ」の2つのアクションのうち、いずれかを選んで行います。
いずれかのアクションが終わったら、手番は左隣のプレイヤーに移動していきます。

A.花タイルの獲得：
このアクションを選ぶと、自分のコマの位置と使用した市場カードに応じて、市場から花タイルを獲得できます。達成のために花タイルを集め、決算にて多くの花タイルを持つと減点を受けます。
1.移動先の決定：自分のプレイヤーコマを移動させる先を決めます。この時点ではまだコマを動かしません。現在地から縦横斜めのいずれかに1歩または2歩移動させる必要があります。
2. 市場カードのプレイと花タイルの獲得：手札から1枚、市場カードをプレイしなければなりません。プレイしたカードによって、市場のどのマスから花タイルを獲得するかが決まります。市場カードには、4つのマスのつらなりが描かれています。獲得する花タイルのマスが、市場からはみだしてしまうような市場カードは、そもそもプレイすることができません。
3.花タイルの割り当て：獲得した全ての花タイルのうち、1枚を選んで個人ボード左側の区画に配置しなければなりません。区画に配置する花タイルは、任意の物を選ぶことができます。区画と花タイルの色が一致している場合は、花タイルを表面にして置くこともできます。花タイルを表向きで配置したらその瞬間には何も起こりません。決算のときに得点を獲得できるかもしれません。裏向きに配置した場合、決算のときに失点を受ける代わりに、ただちにボーナスアクションを行う権利を得ます。
4.注文の達成：余りの花タイルを使って、メインボードの公開注文カードおよび、個人注文カードを達成することができます。1手番で達成できるのは、公開注文カードと個人注文カードがそれぞれ1枚ずつです。注文を達成するためには、注文カードに描かれているのと同じ色の組み合わせの花タイルを、畑から支払って袋に戻す必要があります。　
5.手番の終わり：まず、山から市場カードを1枚引き、再び手札が2枚になるようにします。次に、花タイルを袋から1枚ずつ引いて市場に配置します。このときも左上から右下の順になるように配置します。最後に、自分のコマを、補充した花タイルの上に置きます。

B.畑の手入れ：
「A.花タイルの獲得」の代わりにこのアクションを行うこともできます。「畑の手入れ」を行ったとき、プレイヤーコマは移動しません。
個人ボード右下の畑にある余りの花タイルから、任意の1枚を選んで個人ボード左側の区画に配置しなければなりません。
以下の行動のそれぞれを、望むなら1回ずつ行うことができます。
・メインボードの公開注文カードを任意の枚数捨て札にし、その後3枚になるように補充します。
・市場カードを1枚または2枚引いて手札に加え、手札が2枚になるように捨て札にします。
・余りの花タイルを使って注文カードを達成できます。

5ラウンドごとに決算を行います。
以下の手順で得点を計算していき、得た、あるいは失った得点を、得点トラック上のマーカーを動かして記録します。
達成した注文カード、個人ボード右下にある余りの花の失点、左側の区画に配置する花タイルの状況などから得点を獲得します。
決算直後のラウンドからスタートプレイヤーが入れ替わります。

3回目の決算が終了したら、ただちにゲームが終了します。
終了時に、裏向きの花タイルと未達成の個人注文カードに対してペナルティを受けます。
これを踏まえ、点が最も高いプレイヤーが勝者となります。